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花粉症は漢方で-Q&A 一覧
花粉症は漢方の得意な分野で、有効ですので、大いに活用すべきでしょう。殆ど漢方単独の治療で良くなります。花粉症に使用する現代薬の殆どは、眠気を伴いますが、漢方は逆に眠気がなく、眼がしっかりしてきます。
第1のポイント:漢方は眠気を伴わず花粉症を改善します。
春は、スギ、ハンノキ、ヒノキ、シラカバなどですが、過剰なスギの植林により、スギの花粉が、最も多く広く、日本全土を覆います。
春から夏にかけては、カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギシギシなどです。
夏から秋にかけては、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどです。
第2のポイント:花粉の種類によって花粉症の発症の時期が異なります。
花粉症も花粉に対するアレルギーですから、アレルギー性鼻炎に含まれます。アレルギー性鼻炎の原因は、花粉に次いでダニが重要です。ハウスダスト(室の塵)の主要なものも、ダニが原因です、ダニの種類は、千種以上ありますが、主要なものは、ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニなどです。この他、ネコ、イヌの上皮もアレルギー性鼻炎の原因になることがあります。 第3のポイント:ダニの絶滅は不可能。体質の改善が必要。
くしゃみ、鼻汁(水様性で、垂れるような鼻汁)、鼻閉が主要徴候で、流涙と?痒を伴えば、アレルギー性結膜炎といわれます。喉頭アレルギーを併発すれば咳嗽を伴うこともあります。
ずばり、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。花粉症の7割の人に有効です。鼻汁、くしゃみ、泡沫水様の痰などを伴う人に有効で多くは顔がすぐれず、足が冷えています。 第4のポイント:小青竜湯を使ってみる。
小青竜湯では、鼻閉が取れにくいことがありますが、このような場合には、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が有効です。顔が少し赤く足が冷えています。
手足の冷えが強い人には、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を使います。この薬は、水分を駆逐し、体を温める作用を持っています。この薬に限らず、花粉症に使う漢方薬は、体を温める作用を持っています。現代医学において、体を温めて花粉症を治すという発想は全くありません。
第5のポイント:鼻閉型には柴胡桂枝乾姜湯。冷えを伴えば麻黄附子細辛湯。
花粉症の最盛期から漢方薬を飲むよりも季節の始まる前から飲み始めるのが花粉症対策のコツです。処方が分らなければ、小青竜湯をできるだけ早めに飲み始めることです。
できます。体質に応じた漢方薬を普段から飲んでおくと、花粉症の季節がきても、年々軽くなり、ついには出なくなります。この漢方薬の選択は各自の体質に応じて使い分けますので、専門家に任せたほうがいいでしょう。
第6のポイント:体質改善には時間がかかりますので、1日量を減らしても辛抱強く!